Detail
コーヒー生産地として豊富な環境を持つ南米の中でも、ブラジル、コロンビアに次ぐ生産量を誇るペルーですが、コーヒー・ブランドとしての知名度は、まだ確立されているとは言えません。
多くは山奥の産地で栽培され、インフラの整備不足などの要因もあり、その大部分は汎用品です。
しかしペルー北部はコロンビア南部と近く、緯度など地理的状況も似ているため、コーヒーの理想的な栽培環境として期待が高まります。
今回リリースする『ラ・パルマ』は、当店で幾度となく取り扱っているモデル農園(※)『フェスパ』のウィルダー・ガルシア氏が、農業技術指導をしている生産者のコーヒーで、もともとはハイブリッド品種であるカティモールを中心に栽培している農地でしたが、 ガルシア氏の取り組みやアドバイスを基に、伝統品種ブルボンへの植え替えを実践しました。
こちらはこの取り組みにより生産が実現した、ブルボン品種だけを取りまとめ素晴らしいカップに仕上がった単一ロットです。
飲み口は爽やか、柑橘の程よい果実味が残り、滑らかな質感に濃厚なキャラメルのような甘味が印象的な、心地好い余韻が続くバランスのとれたコーヒーです。
生産者 : エルメル・ネイラ・ディアス
産地 : カハマルカ県 / サン・イグナシオ郡 / ラ・パルマ地区
標高 : 1,680m
品種 : ブルボン
精製 : 発酵槽を使用した伝統的なウォッシュト
※モデル農園
高齢の生産者は木を切らないという慣習を持っていたり、セミナーや指導だけでは実践に踏み切る農家が少ないため、推奨農法を実施している農園を指定。剪定や施肥、どういった樹間で植えるかシェードコントロール、収穫から乾燥をどのように行うかなど、実際に見て結果を確認してもらうことで、農家が納得し実施できることを目的としています。実際ウィルダー・ガルシア氏は剪定やカットバックを行い、まずは1haを試験的に実施し、効果を確認できると農園全体に対し行うことを実現しました。現在ガルシア氏は200農家を担当していますが、知識と実績を兼ね備えていることで、若いながらも高い評価と信頼を得ています。